ウェアハウスのベストプラクティス

Multi-warehouse を使用すると、弾力的な CelerData クラスター内の計算リソースを柔軟に管理できます。異なるタスクを異なるウェアハウスに割り当てることで、計算リソースの物理的な分離を実現できます。

Multi-warehouse の機能は、以下のようなシナリオで際立ちます。

• クエリと書き込み操作の分離

  通常、CelerData クラスターではクエリと書き込み操作の2種類のタスクが実行されています。これらのタスクは、ディスク I/O、帯域幅、CPU、メモリなどのリソースを消費します。これらの2つのタスクタイプはリソースを競合します。例えば、クエリのピーク時には、ディスク I/O のリソース制約が書き込みスループットの低下を引き起こすことがあります。メモリが不足している場合、取り込みの失敗につながることさえあります。これらの2つのタスクタイプが互いに干渉しないようにするには、計算リソースの厳密な分離が必要です。

• オンライン・オフラインのハイブリッド分析

  Multi-warehouse は、オンラインとオフラインの操作を組み合わせたビジネスに対して、優れたリソース分離とデータ共有機能を提供します。統一されたデータストレージにより、ストレージコストが削減され、データ管理が簡素化されます。

• アドホッククエリ

  アドホッククエリ要求に対して、ウェアハウスを柔軟にスケールインまたはスケールアウトできます。

• オフラインタスク

  オフラインタスクが時間に敏感な場合、Multi-warehouse は迅速なリソース割り当て調整を可能にし、緊急のタスクを時間内に完了させることを保証します。