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ユーザー定義変数

このトピックでは、ユーザー定義変数の宣言と使用方法について説明します。

これらの変数は、後の SQL 文で参照される特定の値を格納するために使用され、SQL 文の記述を簡素化し、重複計算を避けることができます。

使用上の注意

  • ユーザー定義変数は、ユーザーが作成できるセッション内に存在する変数です。これは、他のユーザーによって宣言されたユーザー定義変数に誰もアクセスできず、セッションが閉じられるとこれらの変数が期限切れになることを意味します。
  • CelerData は、既存のユーザー定義変数を表示するための SHOW 文の使用をサポートしていません。
  • 次のタイプの値はユーザー定義変数として宣言できません: BITMAP、HLL、PERCENTILE、および ARRAY。JSON タイプのユーザー定義変数は、保存のために STRING タイプに変換されます。

ユーザー定義変数の宣言

構文

SET @var_name = expr [, ...];

注意

  • すべての変数は、単一のアットマーク (@) を前に付ける必要があります。
  • 複数の変数は同じ SET 文で宣言でき、カンマ (,) で区切る必要があります。
  • 同じ変数を複数回宣言することができます。新たに宣言された値は元の値を上書きします。
  • 宣言されていない変数が使用された場合、その変数の値はデフォルトで NULL であり、NULL タイプは STRING です。

パラメータ

パラメータ必須説明
var_nameはいユーザー定義変数の名前。命名規則は次のとおりです:
  • 名前には、文字、数字 (0-9)、およびアンダースコア (_) を含めることができます。
  • 名前は 64 文字を超えてはなりません。
文字列をユーザー定義変数として宣言することができます。例えば、@'my-var'、@"my-var"、および @`my-var` です。STRING タイプのユーザー定義変数には、文字、数字、アンダースコア (_) 以外の文字、例えばピリオド (.) を含めることができます。
exprはいユーザー定義変数の値。このパラメータには、数値 (例えば 43) や複雑な式 (例えば SELECT 文によって返される値) を指定できます。変数のデータ型は、式によって返される結果のデータ型と同じです。

例 1: 数値をユーザー定義変数として宣言します。

SET @var = 43;

例 2: SELECT クエリによって返される値をユーザー定義変数として宣言します。

SET @var = (SELECT SUM(v1) FROM test);

例 3: 同じ SET 文で複数のユーザー定義変数を宣言します。

SET @v1=1, @v2=2;

SQL でのユーザー定義変数の使用

  • SQL 文の記述を簡素化します。例えば、次の SELECT 文を実行すると、システムは @var1 として解析します。

    SET @var = 1;
    SELECT @var, v1 from test;
  • 重複計算を避けます。例えば、次の SELECT 文を実行すると、システムは @varselect sum(c1) from tbl コマンドによって返される結果として解析します。

    SET @var = (select sum(c1) from tbl);
    SELECT @var, v1 from test;