組織とアカウントの概要
このトピックでは、CelerData Cloud BYOC における組織とアカウントの概念を紹介し、管理者ユーザーがどのようにして自分の組織と その中のアカウントを管理できるかを説明します。
初めて CelerData にサインアップ すると、CelerData はあなたのためにアカウントを作成し、このアカウントが結びつけられる組織を立ち上げます。このアカウントはあなたの組織のルートアカウントとして機能し、管理者ユーザーとしてのすべての権限が付与されます。初期のルートアカウントで組織が作成された後、その組織に属する追加のアカウントを作成することができます。同じ組織内の異なるアカウントは、同じクラウドプロバイダーに属する異なるリージョンで作成することができます。
要するに、CelerData における組織は、あなたの会社が所有するすべてのアカウントをリンクする親オブジェクトです。これにより、アカウントの管理が簡素化され、CelerData の利用に対する請求が容易になり、その他のアカウント管理タスクが簡単になります。
組織内の各アカウントは、それぞれのクラスターとそのクラスター内のデータ、ウェアハウス、ユーザーを管理するために使用でき、リソースとワークロードの分離を実現します。
次の図は、会社内の組織、アカウント、クラスター、ユーザー、ウェアハウス、およびデータの関係を示しています。
組織内の各アカウントのリソース使用量は個別に計算されますが、これらのアカウントによって発生したリソース使用量を支払うことができるのは、組織内 のルートアカウントのみです。
ほとんどのビジネスシナリオでは、たとえば、小さなグループでデータアナリストとして働いており、そのグループのメンバーがいくつかのデータ分析ワークロードを実行するためのアカウントが1つだけ必要な場合、このマルチアカウント機能を使用する必要はありません。
複数の部門からなる大企業で働いており、各部門が独自のデータ分析ワークロードを実行するために個別のアカウントを必要とし、他の部門とクラスターを共有しない場合、単一の組織内で各部門ごとに複数のアカウントを作成および維持することができます。この場合、会社が組織内のすべてのアカウントによって消費されたリソース使用量を含む月次請求書を受け取るたびに、組織の管理者ユーザーはルートアカウントを使用して CelerData Cloud BYOC コンソール にサインインし、事前に定義されたクレジットカードを使用して請求書を支払うことができます。